R－GROUPで働いて1年半が経とうとしています。
この仕事をするに当たって軽い気持ちで臨んだ訳ではなかったけれど、私自身ここまで長く続けられるとは思っていませんでした。
以前の私は何をするにも自信がなく、又壁にぶち当たっては背を向け、いつも下を向いて歩いていました。
そんな私が導かれる様にたどり着いたRグループの求人ホームページ。
「ソープ嬢として一流であるということは、ひとりの女性として一流であるということだ」
正直な所、この仕事にはマイナスのイメージを持っていましたが、この求人HPの文章だけで全てが分かった訳ではないけれど、少なくともうしろめたい気持ち ではなく誇りを持って頑張っていいんだと思えたし、何よりうつむきな自分が変われるかも、そんな気持ちで応募したのを覚えています。
とは言え、こんな私が究極の接客業であるこの業種を長く続けられるはずがない、という気持ちが強く、初めは3ヶ月の短期でお願いしました。
けれど（良い意味で）期待を裏切り、私の心はその3ヶ月で「（お金のために）働かなければならない」という気持ちから「自身の成長のために働きたい」という気持ちに変わっていきました。
そう思えた事が自己成長への第一歩で有り、そう思わせてくれたのはRグループという環境であり、また、Rグループで関わったすべての人たちのおかげだと思っています。
そういった意味でRグループは、自分の可能性を最大限に生かせる場所だと思います。
Rグループで働いて学ぶ事はこれからも沢山有ると思いますが、今の自分が在るのも、Rグループ一員として採用して下さった深田部長、女性としての在り方や 人生においての教訓、その他諸々、言葉では表せないけれど、沢山の事を時に厳しく、けれど限りない愛で教えて下さる令子先生、私達が働きやすい様、常に気 をつかって下さる男性スタッフの皆様、それから高額なお店にも関わらずご来店頂いているお客様一人一人のお陰です。
こんな私でも「癒されたよ」「明日から又頑張れる」と言って下さるお客様方に、人に尽くす事の喜びを教わりました。
日々、勉強、至らない点も沢山有りますが、私はRグループの一員で有る事を誇りに思いこれからも精進して参ります。
それは一言でいうならば「素直な人間力」ということであり、以来「素直な人間力」はR-GROUPにおける雇用と教育の基準になりました。
今ではそれはお客様商売において大切だというだけでなく、人間が生きていくうえでもっとも大切な資質・基準だとさえ思っています。
それをわれわれに教えてくれたのは、未来さん、ほかならぬあなたです。
もちろん、あなたはその人間的真理をわれわれに知識として教えてくれたわけではない。あなたは 「教える」などとは微塵も思わず、ただありのままの実践を通じて、体現し、われわれに指し示し、気づかせてくれた。
そのことが逆に、われわれをより深く覚醒させたのだと思う。
あなたは強く頭を振って言うだろう。
「そんなこと、ないです」
「わたしなんか、全然素直じゃないし、人間力なんてないです」
と。
しかし、あなたがレポートにおいて
「こんな私でも『癒されたよ』と言ってくださるお客様に、人に尽くす喜びを教わりました」
というとき、われわれはあらためて、やはり素直な謙虚さこそが成長の糧なのだと確信する。
「こんな私でも・・・」
という、その謙虚なスタンスこそが、われわれを遠く先まで運んでくれる杖なのだと知る。
人は往々にして「こんな私でも・・・」とは考えない。
むしろ「こんなに素敵で綺麗な私なのに・・・」と考える。
あるいは、「私がこんなに努力してるのに・・・」と考える。
しかし、際限のないナルシズムは、同時に他者排斥の布陣でもあるのだ。
貴君とともに、われわれもまた、一歩一歩成長していきたい。
接客業を担う仲間・同志として、ともに歩んでいこう！
（編集部）
※星野未来さんは2015.11.16、卒業されました。心からの敬意をこめて、おめでとう！（R-GROUP事務局）
→星野未来さんの卒業レポート