長かった・・
あっという間とは、とても思えない程、長く大変な2年間でした。
いろいろ思い出されますが、特にデビューの時は大変でした。
デビュー前日、先生の前で『とてもじゃないけどできない』と泣いて訴えました。
そりゃそうです。
雑誌やテレビの中だけの世界だと思っていた所に飛び込もうというのです。
面接をして貰ってから、金津園に足を踏み入れるまで、だいぶ悩みました。
意を決してロイヤルに来てみたものの、私の不安はさらに膨れ上がりました。
先生に『自分で決めなさい。やるもやらないも自分次第。』と諭されました。
私は自分の意志でここに来たのだ。誰にやれと言われたのではなく、自分で頑張ると決めてここに来たのだと思い直し、やっとの思いでデビューする事ができました。
しかし私の決意は脆く初日で既に心は折れてしまいました。
10日間限定出勤と決めていたので早くその10日間が終わればいいと心の中で願いながら仕事をしていました。
何を頑張ったわけでなく、抜け殻の状態で過ぎてしまった10日間・・・。
3ヶ月後、やむを得ない事情で復帰をするも前回と同様、早く辞めたいばかり考えて稼ぎに来ているのにお客様が来ない事を心の中で喜んだりしていました。
そんな私を見かねた先生が何度も『もう1回講習を受けた方がいいよ』と言って下さっていたので重たかった腰を上げ、再講習を受けました。
正直、する事は好きではありません。会話も得意ではありません。愛想笑いも苦手です。
マットとイス洗いは楽しいという事を教えて頂いたのです。
この再講習以降から少し仕事にやりがいを感じれるようになったのです。
自分が楽しいと思ってやっている、マットやイス洗いをしてお客様に喜んで貰えると単純に嬉しかったし、次ももっと頑張ろうと思えるようになりました。
結局、自分のやる気のなさ、心の弱さから大きな収入には結びつかなくて、もっと新人の時に真剣にしておけばよかったと後悔もしたけど、少しではありましたが、こんな私を気に入って足を運んでくださる方もいらっしゃいましたし、全く損したわけではないなと思いました。
卒業を決めてからも、心のどこかでイヤだイヤだと思っていましたが、仕事が始まればその時をなるべく一生懸命するようになりました。
私は、落第生で問題児でスタツフの方や先生にたくさん迷惑をかけました。とても後悔し反省しています。
私には、この業界は向いてないと思います。だから絶対戻らないし、戻りたくありません。
ですがこのロイヤルで学んだ事は、絶対忘れないように生きていきたいと思います。
私が心を込めて一生懸命頑張れば、相手には伝わる。
もっと最初の頃に心に染みていれば2年も働いてなかったかなと思います(笑)やはり後悔は先に立ちませんね。
本当に、本当に長い間ありがとうございました。
後悔はしていますが得たものも大きかったので、たぶん前向きに生きていけると思います。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。
では、お元気で・・・
R-GROUP事務局から
2年間頑張ったね。「長かった」というのは、よくも悪くも正直な感想なのだろうと思います。
この世界には向き不向きがあるというのもやはり事実。
しかし、そんな中でもなんとか頑張りぬき、ロイヤルで学んだことを忘れないように生きていきたいというエリナさんの姿勢に、あら ためて敬意を表したい。
これからの幸せを心から祈っています。